明治25年頃に初めて姓名学が提唱されて以降、様々な占術家が独自の理論を展開してきた中、最も世間に広まったのが熊崎式姓名学です。
熊崎式姓名学とは、熊崎健翁(くまさきけんおう)先生によって創案された姓名判断法です。
当時は知識階級に広まっていましたが、メディアの力によって大きく認知されるようになりました。
姓名判断が広まったきっかけは熊崎式の広報力によるものだといっても過言ではなく、それ故に、この流派の姓名学が現在最もポピュラーなものとなっています。
熊崎式の最も大きな特徴は、画数を五格に分類することです。
すなわち、
天格=名字の画数
地格=名前の画数
人格=名字の最後の文字と名前の最初の文字の合計画数
外格=人格を除いた文字の合計画数
総格=姓名すべての合計画数
これら部位毎の画数を判断し、運勢の時期や、内面的な性格や対外的な運などを占います。
また、一の位の画数によって五行を分類し、天格、人格、地格の五行バランスを見る三才という方法も特徴的です。
私、霊理学を基準としてはいるものの、熊崎式の「人格」の理論は非常に当たると思い、判断に取り入れています。
ただ画数の数え方に関しては、全く考えは異なります。
姓名判断はまだ歴史が浅く、創案当初は実証されていない部分も多かったため、今後も研究の必要な学問であると思います。