姓名の天地

私たちは天の恵みを受け、地の徳をいただき、生存しています。
名づけにおいても、この自然の摂理に逆らわないようにしなければなりません。
つまり、天と地の順序や関係性を考える必要があるのです。

「天」とは姓の頭字の画数
「地」とは名の頭字の画数

のことで、それぞれの関係性によって吉凶を判断します。

【天を数える際の注意】
・14画以上のときは1の位のみの数で判断します。
・1画、2画、3画の場合は、10を足し11画、12画、13画とします。

ただし3画に限り、陰陽凶格の場合は後述の「逆数」となり、大凶となります。

【地を数える際の注意】
・11画以上のときは1の位のみの数で判断します。
・10画の場合は名前全体の画数から10の位を除き、1の位の数で判断します。
(例)哲也:10+3=13画 → 10を差し引く → 地=3画

天の頭字1、2、3を11、12、13にする理由は、
1は父の格、2は母の格であり、父母に対して10を差し上げるという意味があります。
また3は子の代表で、子に与えるものがないと発展しないという意味から、やはり10を加えます。

それでは、この天地の配合による姓名の吉凶をみていきたいと思います。

天地の吉凶

天地の配合では、家庭的に幸せかどうかをみます。

【天地順数】
天の画数より地の画数が少ないことを天地順数といい、吉配合にあたります。
例):徳川家康(天5、地1)、伊藤博文(天6、地2)、大隈重信(天13、地9)

【天地逆数】
天の画数より地の画数が多いことを天地逆数といい、これは大凶です。
例)佐藤幸吉:(天7、地8)前科四犯

※天地逆数を含め、天地の配合の良くないものを天地不順といい、他には以下の種類の凶格があります。

【天地衝突】
天も地も同画数のもの
例)吉田吉蔵:(天6、地6)阿部定に殺される。

【天地二重衝突】
姓名の一字目は一字目と同画数、二字目は二字目と同画数
例)中村彰吾:(4、7、4、7)

【天地合数倍数】
名の合計が姓の合計の二倍のもの
例)山田憲:(姓8、名16)

【天地合数衝突】
姓の合計、名の合計が同画数のもの
例):中村一郎(姓11、名11)

【天地合数半数】
名の合計が姓の合計の半分のもの
例):植原佑太(姓22、名11)

【天地斜線衝突】
姓名の合数を数字にしたときX形に同数のもの
例)小泉純一郎:(姓12、名21)留学中に父親が急死、配偶者と離婚。

【機械的構成】
3、4、5や5、3、1のように機械的な構成のもの
例)柿沼作吉:(9、8、7、6)訓導同志劇薬心中

【名画充数(なかくじゅうすう)】
名の合計が零数になるもの
例)小野小町:(姓14、名10)
10、20は大凶。30、40は天地陰陽により吉凶あり。

【天地半数】
地の画数が天の画数の半数になるもの
例)松本丈夫(天8、地4)

【天地倍数】
地の画数が天の画数の倍になるもの
例)福田幸太朗(天4、地8)
ただし、10画、11画は陰陽、画数等が良格の場合は吉。

天地凶配合の人は、
・親に捨てられる
・親を捨てる
・肉親に縁が薄い(片親など)
・師、配偶者と縁がない(離婚なども含む)
等、家庭的に恵まれなかったり、一人で苦労することが多いのです。

ただし、すべてにおいてというわけではありません。
例えば、片親だけど結婚運は良かったり、その逆などの人も多いのです。
よって、命名の段階ですでに片親であったりする場合は、あまり天地を意識しないこともあります。

ところで、家庭的に不和でも仕事は大成功しているという方もいらっしゃいます。
実際、仕事で幸せを感じる方は家庭を顧みなかったりする場合も多いですから、必ずしも本人の幸不幸とは直結しません。
また幼い頃の淋しい経験がハングリー精神として働き、その後人生が大逆転する場合もあります。
自伝を書いたら大勢の人に支持されたということもあります。

ですから、これは天地だけでなく、その他の要素でも言えることですが、凶名だからといって、必ずしも人生が不幸という訳ではありません。

※なお、婿養子、及び家代々の家名の場合は、天地不順でも差し支えありません。

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